雨季到来!とインドの原発情報

みなさんこんにちは。

首を長くして心待ちにしていた
雨季がやっと北インドに到達しましたっっ。
昨夜は久しぶりに夜間の気温が30度を切り、
今日は日中の最高気温も40度を切るとか。
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今年の雨季は
過去5年で最も雨量が少ないようですが、
兎に角、人口の2/3を農家が占め、
インド経済の14%を農作物の収入に頼るインドでは、
6月中旬-9月初旬のモンスーンの時期に
適量の雨がしっかりと降らないと
経済的なダメージが大きくなってしまうため、
国民の多くが雨季到来に喜んでいます。
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さて、今日はインドの原子力発電についてご紹介。

12億人以上と世界で2番目に人口の多いインドでは
電力需要も非常に膨大になってきていることから、
大きな電力を生み出せる原子力発電所の数が増えています。
世界的にはそこまで多い部類に入りませんが、
アジアでは日本と中国に次いで多い国となっています。
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発足して1カ月が過ぎたモディ政権。
インド外務省は先日、国際原子力機関(IAEA)の
追加議定書への批准を決めました。
これによって、IAEAがインドの原子力施設を
抜き打ち査察できるようになります。

この批准の背景には、原子力の燃料や
関連施設の輸入を促進させる
狙いがあると見られています。
http://www.enetalk21.gr.jp/kouenroku/20090129_ishi04.html

日本は、インドと原発の輸出を可能にする
「原子力協定」の締結に向けて、現在交渉中ですね。

インドでは現在、
発電量全体の2%程度である原発を、
2050年までに25%まで増やす計画があり、
ここに日本が参入する意義は大きいと観られています。

ただ、インドは2010年に、世界でも珍しく
原発事故の際に原子炉メーカーに
責任を問うことができる法律をつくりました。
これが現在、諸外国の原発促進関係者たちが
インドに参入することに歯止めをかけているようです。

また、5月には原子力分野での
インド・ロシア協力の主要な存在である
インド南部タミル・ナドゥ州の原子力発電所で事故が発生。
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_05_21/indo-aes/

定期メンテナンス中の作業員6人が負傷。
原発の安全性に対する住民の不安が高まったため、
反対運動が拡大しました。
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新原発と送電網との接続は昨年10月に完了しており、
本来なら昨年末までに商業運転を開始する予定でしたが
反対運動や裁判などで、原発の建設には7年遅れに。

国営のインド原子力発電公社(NPCIL)によると、
事故はメンテナンス中に熱湯が漏れ出たことが原因。
同社は、爆発や放射能漏れは発生していないとしています。

事故を調査した結果、インド人労働者が
安全規定に違反した事が明らかになったとのこと。

点検を終え、規制委員会からの許可を得たあと、
1号炉は1000MWでフル稼働する事になっています。

インド政府は原発の発電能力を現在の
4.7ギガワット(GW)から63GWに引き上げる方針で
これは化石燃料への依存度を減らし、
停電をなくす計画の中核をなすものだとのこと。

国民の多くが皆、
電力不足に辟易している中
インドの反原発問題はインド国内では
大きく報道されませんが、みなさんの中には
興味がある方がいらっしゃると思いますので、

国際ウラン映画祭で
イエローオスカー賞を受賞した
短篇映画「ハイ・パワー」
を最後にご紹介したいと思います。

High Power とは、
ムンバイ地域の原発の呼び名です。

インドのムンバイ(ボンベイ)近郊の
インドでいちばん古い原発に対する
近隣住民の怒りを描いた2013年製作の作品で、
2年かけてまとめられた問題作。

国際的な賞をもらいましたが、
インドでは反体制的ということで
上映不可となっています。 

7月なかばから1ヶ月間、
インドゥルカー監督が来日ツアーを行うそうです。

現在、日本全国各地で
自主上映会サポートを募集中とのこと。
みなさんの地元でも映画の自主上映が可能かもしれません。
とくに関西方面で7月下旬上映先を募集しているそうです。

上映に関しての詳細はウェブサイトをご覧下さい。
http://badseaweed.wordpress.com/2014/06/22/update_pradeep2/
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by shigetatravels | 2014-07-04 12:28 | インドあれこれ
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