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空港税情報&本日総選挙開票‏

みなさんこんにちは。
4月から延期となってきた
デリー空港および
ムンバイ空港の空港使用税は、
10月末まで現状価格の適用になると
公式に発表されました。
http://response.jp/article/2014/05/13/223077.html

インド空港経済管理局(AERA)が10月末までに、
2014年から2019年まで適用される
空港使用税の最終決定を下せば、
そちらが採用されることになるとのこと。

デリー国際空港(IGI)で徴収される
空港開発税(UDF)は、
国際線出発1131ルピー、到着933ルピー。
国内線出発490ルピー、
到着415ルピーとなっています。

一方ムンバイ国際空港では、
国際線出発548ルピー、国内線出発274ルピーで、
到着に関しては徴収していません。

また着陸に際してデリーでは
国際線の大型機に5万9千ルピー以上、
国内線大型機には3万ルピーの税金を課しており、

ムンバイではこれが国際線6万ルピー、
国内線2万9千ルピーとなっています。

そして、
5週間続いた世界最大のインド総選挙も
すべての投票日が終了し、
本日夜の開票を待つのみとなりました。

聖地バラナシにおける選挙活動に伴う
航空機利用の増加で、バラナシ空港の収益が
ここ数週間で倍増したそうです。
http://response.jp/article/2014/05/15/223219.html

政府の高官らが従者達を連れて
チャーター便を利用したため、
通常1日15便-20便を運行していた同空港では、
この2か月間はそれに加えて一日30便を運行していたとか。

重さ42トン以上の航空機
およびヘリコプターの着陸に対して
課せられる料金は500ルピー余りですが、
空港使用料は1機あたり一日3,000ルピーとなっており、
選挙期間中は同空港を使用する航空機が激増する上、
停泊期間が長くなることが増益につながった模様。

選挙期間中の航空便の増加は目覚ましく、
ラクナウのAmausi空港は
100%近くの増加に伴い空港内の駐機場に
停泊するスペースが足りなくなる
という事態を招いたとか。

以下は、今回のインドの総選挙の概要です。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0O203G20140516
◎投票は北東部のアッサム州などで4月7日から始まり、
5月12日まで行われた。5月16日に全国で一斉に開票、
同日大勢が判明する見通し。

◎有権者数は約8億1450万人。
2009年の総選挙時から1億人の増加。
これは過去5年でインドの人口が
フィリピンの総人口以上に増えたことになる。

◎18─19歳の有権者は2300万人以上で、
全体の2.88%を占める。
2009年の0.75%から増加した。

◎全国に9万3000の投票所を設置し、警察官を配備。
投票所の数は2009年から12%増えた。
今回初めて電子投票機を導入。

◎大統領が指名する2議席を除く
543議席が小選挙区制で争われる。
従って過半数を制し政権をとるには、
272議席の確保が必要。

◎主な全国政党である与党・国民会議派と
野党BJPにとって、単独過半数獲得は年々難しくなっている。
乱立する地域政党に票が分散されるためである。
地域政党の一部は連携し「第3の勢力」を形成している。

◎インド経済の先行きにとって選挙の重要性は大きい。
インドの成長率は5%を割り込んでおり、
1980年代以来で最長の景気減速局面に直面している。

インドでは毎年1000万人の若者が労働市場に参入する。
若年層の雇用創出のため、政府は8%の成長を目標としている。

◎約5億3700万人が投票。投票率は66%と過去最高だった。

◎開票作業は厳重に警備された全国989カ所のセンターで行う。

約5週間をかけて投票が行われた
世界最大規模のインド総選挙(下院選、定数545)は
本日16日、全国一斉に開票されます。

各種出口調査によると、
ナレンドラ・モディ氏率いる
最大野党・インド人民党(BJP)を中心とする
国民民主同盟(NDA)が、
272議席を上回り過半数を制する見通し。

ということで、
この週末は世界がインドの総選挙結果に
注目することになりそうです。
空港税情報&本日総選挙開票‏ _b0239829_13242020.jpg

by shigetatravels | 2014-05-16 13:27 | インドニュース関連
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