みなさんこんにちは。
日本では新たに群馬県の富岡製糸場が 世界遺産に登録されたとのことですが、 インドでもこのほど、インドで31件目 となる世界遺産登録が決まりました。 http://www.indochannel.jp/member-area/news/society/nws0002518.html http://www.newindianexpress.com/nation/Now-Gujarats-Rani-ki-Vav-Stepwell-a-Unesco-World-Heritage-Site/2014/06/23/article2295004.ece 観光・文化省のプレスリリースによれば、 カタールの首都ドーハで20日から開かれている ユネスコの世界遺産委員会において、 新規推薦案件の審議が行われ、 11世紀の建造物でグジャラート州PATANにある ラニ・キ・バブが「世界文化遺産」に認定されました。 「ユネスコは、この歴史的建造物を、 地下水を利用した水管理システムの 画期的な技術開発例として、 また、巨大な岩山を掘り下げながら 理想的な比率で階段を創り出した、 他に類を見ない規模の芸術作品として認定」したとのこと。 ラニ・キ・バブ(RANI KI VAV)は、 インド各地に見られる階段井戸の中でも、 その頂点を極めた作品として知られ、 地下7層にまで掘り下げられた階段の壁面は、 800を超える精密な彫刻とレリーフで埋め尽くされ、 その規模の大きさとともに、 マル・グルジャラ様式という 芸術性の高さを示した建造物です。 王妃、ラニ・ウジャマティ "Rani Udayamati" が、 彼女の夫、ソランキ王朝のビンデヴ四世を 記念するために、1063年に建設しました。 柱に囲まれた回廊は下に行くほど涼しくなり、 7層のギャラリーに800以上の精巧な彫刻があります。 ヒンズー教の神々、仏教を含む神話、 伝説がモチーフになっています。 この階段井戸は、近くを流れる サラスワティ川の度重なる氾濫によって 14世紀にはすでに土砂に埋もれていた とされますが、現地調査を行った インド考古学調査研究所(ASI)によれば、 厚い土砂の層に覆われていたことが功を奏し、 1980年台後半まで約7世紀もの長きにわたり、 奇跡的な保存状態を維持していたと見られています。 その後、2013年2月、ASIがユネスコの 世界遺産リストへの登録を申請していました。 観光・文化省は、「ラニ・キ・バブが 他に比類なき階段井戸として 世界遺産への登録を果たしたことで、 インドの伝統的な水管理システムの 素晴らしさが証明された」と述べています。 地元政府はこれにあわせ、世界中から 観光客が容易にアクセスできるよう 早急に周辺整備を整える予定。 インドはタージマハルをはじめ すでに30の世界遺産 (文化遺産24/自然遺産6)が登録されており、 今回の階段井戸の登録で、その数は31となりました。
by shigetatravels
| 2014-06-25 15:09
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