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エベレスト雪崩でガイドら登山拒否の動き‏

みなさんこんにちは。

隣国ネパールにある
世界最高峰エベレストで18日に発生した雪崩で、
ガイドのシェルパ13人の死亡が確認されました。
まだ3人が行方不明になっており、
少なくとも6人が負傷しているとのこと。
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2014/04/21/31everest/
http://abcnews.go.com/International/mt-everest-climbs-called-off-wake-sherpa-deaths/story?id=23409930
ネパールの警察などによりますと、18日朝早く、
エベレストの標高5800メートル付近、
クンブ氷瀑(ひょうばく)にある
ベースキャンプの上部で発生し、
約50人の登山隊を襲いました。

ネパールの日本大使館によりますと、
日本人が雪崩に巻き込まれた
という情報はないということです。

シェルパの一行は、
来月から登山シーズンが本格化するのを前に
登山ルートの調査を行っていたようです。

エベレストではこの時期気温が上がり、
雪崩が起きやすいのですが、今回の事故は、
過去にエベレストで起きた事故の中でも
最悪の規模だとみられています。

被害にあった隊は全員がネパール人で、
食料などの物資を運ぶ「シェルパ」
を中心に構成されていました。

これまでに全員の身元が確認され、
救助隊が行方不明者の捜索を続けているとのこと。

助かった26歳のシェルパは、
キャンプ設営の準備をしていたところ、
「大きな氷の塊が突然山から落ちて来た。
助かるとは思わなかった」と話しています。

ロープで体を結んだ助手と共に
氷の陰に隠れて雪崩をしのいだといい、
「私たちは先頭にいたからそれができた。
後続の12人も助かったが、
その後ろの人たちは死亡した」という。

別のシェルパは「これが私たちの仕事だ。
死の危険は常にある」と語ったそうです。

エベレストの頂上制覇は
5月15~30日がベストシーズンとされ、
当局によると、外国人登山者は
今後数カ月で334人が入山を許可され、
シェルパ約400人がガイドを務める予定とか。

ただ、19日にはシェルパと呼ばれるガイドたちが、
ネパール政府の犠牲者への補償金が少ないと反発、
登山拒否の動きを見せているとのこと。

登山に不可欠なガイドが実際にボイコットをすれば、
日本など外国人登山者に影響が出そうです。

ネパール山岳ガイド協会によると、
ネパール政府は事故後、遺族1人当たり
4万ネパールルピー(約4万2千円)
の補償金を支給すると決めましたが、

同協会のパサン・テンジン・シェルパ氏は
「政府は登山者から多額の登山料を徴収しているのに、
補償金が少なすぎる。このままでは
今シーズンの登山取りやめも辞さない」
とガイドの思いを代弁。
政府に入る登山料の一部で
補償の基金設立も求めています。

多くのガイドは登山専門の旅行会社に所属。
空気の薄い登山ルートでロープの架設や
テント設営、荷物運搬などを担い、
ほとんどの外国人登山者にとって欠かせない存在です。

日本人ではタレントのなすび(38)が登頂挑戦中で、
イモトアヤコ(28)もテレビ企画で
登頂準備に入っているとのこと。

いずれの関係者も「いまのところ計画に変更はない」
としているそうですが、今後の成り行き次第で
影響を受ける可能性もあるとのこと。

インドのすぐ隣国で発生したこの事故。
エベレスト登山やヒマラヤトレッキングと絡めて
インド旅行をする外国人観光客が増加する
これからの夏のシーズンですので、
今後の動きが気になるところです。
エベレスト雪崩でガイドら登山拒否の動き‏ _b0239829_1324594.jpg

by shigetatravels | 2014-04-22 13:26 | インドニュース関連
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