みなさんこんにちは。
インドには数多くの野生動物保護区がありますが、 アッサムティーで有名な北東部アッサム州、 GWAHATIの東220キロにあるカジランガ国立公園 (KAZIRANGA NATIONAL PARL)で先週、 73歳の象JOYRAJが老衰のために死亡したとのことです。 http://www.afpbb.com/articles/-/3006427 飼育員だけでなく、仲間の象たちも涙を流し、 その死を悼んだといいます。 カジランガ国立公園は世界的に有名な サイの保護区で、12頭前後のゾウが 観光客を連れて園内を案内することで人気があります。 守衛も園内のパトロールでは象に乗って移動します。 Joyrajの飼育係は新聞の取材で 「もう何十年もカジランガの人気者だった。 今朝、息を引き取った時は泣くのをやめられなかった」と話し、 「近くにいた他のゾウたちも皆、 大きな鳴き声を上げ、涙を流していた。 この光景は言葉では言い表せない」と語ったそうです。 JOYRAJは引退した2008年までの65年間を、 カジランガ国立公園のために尽くしたといいます。 「素晴らしいゾウだった。数えきれないほど多くの 観光客を乗せて園内を案内し、 サイや他の動物を見せて回った」と飼育員。 動物同士のけんかをやめさせるのを手伝ったり、 密猟防止活動に参加したりもしたといいます。 公園や森林の管理人たちもJoyrajの亡きがらに 寄り添って花のリースをたむけたとのこと。 森林管理人のひとりは 「困難な状況にもうまく対処する Joyrajの大きさと成熟さを誰もがずっと忘れないだろう」 と語ったそうです。 73歳というと、一般労働者階級の我々インド人の 平均寿命よりはるかに長く生きたことになります。 65年前のインドを知っている者は、 ひょっとしたらこの象くらいかもしれません。 大切な命がまたひとつ消えたことは残念ですが、 ここはインド。輪廻転生を信じる土壌です。 きっと今ごろ別の土地で新たな命を授かっていると 思います。 カジランガ国立公園(KAZIRANGA N.PARK)とは: インド北東部アッサム州にある 430平方キロの保護区域は、 一角(イッカク)サイが群れをなして暮らす、 世界最後にして唯一の地域。 保護区内にあるカジランガ国立公園で2048頭、 オラング国立公園(ORANG N.PARK)で64頭、 POBITRA野生動物保護区域(POBITRA WILDLIFE SANCTUARY)で84頭、 マナス国立公園(MANAS N.PARK)で 5頭の一角サイが確認されている。
by shigetatravels
| 2014-01-17 14:56
| インドあれこれ
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