みなさんこんにちは。 インドの物価上昇で通貨不安が続くなか、 意外なところで日本が注目を浴びています。 「婚約指輪は給与の3カ月分」――。 こんなコマーシャルに背中を押され、 ウン十万円のダイヤモンドを購入した男性は多いのでは? バブル期に日本で購入されたダイヤは推定で約3兆円。 一方で、ダイヤの指輪やネックレスをつける機会はあまり多くなく、 気がつけば何年も使っていないジュエリーがたんすの奥で眠っている。 そんな日本の埋蔵ダイヤが今、 世界のバイヤーから注目されているというのです。 9月、香港。空港からほど近いホテルで、 日本から持ち込まれた中古のダイヤオークションが開かれました。 買い手となるバイヤーはインド、中国、イスラエル、ベルギーなど 世界中から集まっていたそうです。 ダイヤは日本国内で買い取ったものとのこと。 バブル期に大量に日本で販売されたダイヤ。 婚約指輪に使われたダイヤはカラー、カラット、カット、クラリティ、 いわゆる4つのCがいずれも高水準で、質の高いものが多いようです。 結婚生活は破綻していなくても、殆ど使わないダイヤの指輪を 持ち続ける意味はあるのかと考える主婦、 婚約指輪を受け取りながら結婚を見送った若い女性、 指輪を買ったのに求婚前に振られてしまった若い男性。 ダイヤを持て余す人たちは、意外に多いですね。 こうした埋蔵ダイヤを買い取ったコメ兵などは、 国内より海外の方が高く売れることに気がついたそうです。 インドのバイヤーが次々、高値で落札していく中、 時に中国のバイヤーが参戦。 欧州系はほとんど落札できないそうです。 落札した日本の中古ダイヤの行き先は インド国内、スラートなどの研磨工場。 ここで研磨し直し、新しいダイヤとして生まれ変わります。 実際、原石から削りだしたバージンダイヤと 中古から生まれ変わったダイヤは、 プロがみても見分けはつかない上、 コストは大幅に安いということで、インドのバイヤーが 日本の中古ダイヤを大量に買い付ける理由もそこにあるようです。 インドでは今、ダイヤを買う人が増えています。 富裕層が徐々に増え、自動車、家電、そしてジュエリーと 買い物のステップを一段ずつ上がり始めるということです。 自国通貨ルピーへの信頼が薄いことも、 資産としてのダイヤの価値を高めています。 これまで資産としての投資対象は金でしたが、金は重い。 1億円分の金なら100キロを超すので 身につけて逃げるのは不可能。 その点、ダイヤなら一粒で1億円もありうるし、 炭素なので空港の金属探知機にも反応しない。 日本のコメ兵などで売られた中古ダイヤが、 香港で落札され、インドで生まれ変わり、また市場に出回っていく。 インド国内で販売されるものが多いのですが、 良質のものは欧米でも販売するとのこと。 たんすの中に眠っていた埋蔵ダイヤが生まれ変わり、 世界をぐるっと回って、また日本に入ってくる。 そんな循環サイクルもあり得るということです。 人類最初のダイヤモンド産地はインドだということをご存知ですか? それから長きに渡ってインドはダイヤモンドの主生産国でした。 その後、次第にダイヤモンドの生産は他の国へと移り変わって行き、 現在ではたくさんの国で算出されるダイヤモンドですが、 こんなところで日本のダイヤがインドで注目されるとは面白いものですね。 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO48913460Y2A121C1000016/?df=2
by shigetatravels
| 2013-10-01 14:58
| インドあれこれ
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