ラクシャー・バンダン(ラーキー・バンダン)のお祭り

みなさんこんにちは。
忙しくてばたばたしていましたが、一昨日はインドで
RAKSHA BANDHAN(もしくはRAKI BHANDAN)という、
兄弟と姉妹の関係を祝うヒンドゥー教のお祭りがありました。
これは以下のような感じの
ラーキー(=ヒンディー語で保護者の紐/吉祥の紐)を
男兄弟の腕に巻き、男兄弟はお返し?に
姉妹にプレゼントをする・・・という行事です。

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この飾り紐(ラーキ)はメインバザール内だと
15-70RS(25-120円)程度。
対してお返しのプレゼントは綺麗な箱に入ったお菓子だったり、
衣類だったり、アクセサリーだったりします。

ラーキーを与える相手は、必ずしも血縁の兄弟である必要はなく、
どの男性もラーキーを結ばれることで、一時的に兄弟とみなされ、
特に従兄弟には兄弟同様に結ばれます。

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インドの歴史上、実の兄弟でもヒンドゥー教徒でもない男性に
ラーキーを贈って保護を求めた女性は大勢登場します。

チットールのラーニー・カルナーワティーは、
メーワールのバハードゥル・シャーに脅迫されたとき、
ムガル帝国の皇帝フマーユーンにラーキーを送りました。

フマーユーンは、
ラーニー・カルナーワティーを救いに行くため、
そのとき進行中だった軍事行動を断念したといわれます。
ただ、この話は歴史学的には史実ではないというのが一般的ですが。

ラクシャー・バンダンは、
シュラーヴァナまたはサーワン月の満月の日に行われ、
ラーキーは、インド独立運動中に見られたように、
親族の結束(必ずしも兄弟と姉妹の間に限らない)を示すため、
ラクシャー・バンダン以外の特別な場合にも使われることもあります。

弊社スタッフのひとりは実の姉妹が1人に、従姉妹が6人いるそうで、
「お金はかかるけど、楽しかったです」といっています。

昨日、別のスタッフがコンノートプレイスにある
マクドナルドにいったところ、この祭りの翌日だったので、
お兄さんと妹という組み合わせが多く、
ラーキのブレスのお礼に、妹にマクドナルドでご馳走するのが
今の流行りなのかと思いました。

お兄さんが大学生くらい、妹は中高生くらい。
日本では見かけられない組み合わせの兄弟デートですね。
見ていてほほえましいものです。

インドにマクドナルドができた今から20年ほど昔のことですが、
今もそうですが、その頃はもっと高級品の扱いだった
ここのハンバーガーを、いかにも裕福な家庭出身で、
はじめてマクドナルドに来たのであろうカップルが、
フォークとナイフを器用に使って食べていたのを思い出します。

今も昔も、インドでマクドナルドは高級なデートスポットといえます。

今日ではラーキー祭りにおけるラクシャー(保護)の部分は
実質的にその意義を失っていますが、
兄弟姉妹の間で愛と絆を強める祭としての人気は依然として高く、
特に若い女性はプレゼントをもらえる機会として
この祭りを待ち望んでいますし、
ラーキーのデザインも時とともに進化しており、
今日では、ラーキー付のグリーティングカード、
単純な紐から白檀の香りがするカラフルなバンドや、
電子装置のものまで登場しています。

さらに近年は毎年、祭りの時期には女性が贈るために、
ラーキーとプレゼントがセットになった商品の
インターネット・ショッピングの広告が出ます。

私は妹が居ませんので、
このお祭りには関わらずに済みましたが、
なかなか面白いお祭りだと思います。
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by shigetatravels | 2013-08-22 22:25 | 祝日・お祭り・イベント情報
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